*** ヒーリングスペース アースフィールド ***
カイロプラクティックの診療施術を、大阪府大阪市福島区で行っている、アースフィールドのHPです。最寄り駅の阪神電鉄野田駅・ Osaka Metro
千日前線野田阪神駅・JR東西線海老江駅・JR大阪環状線野田駅,福島駅・京阪電鉄中之島駅から徒歩7~15分で、京阪神各方面から行きやすい場所にあります。
《 このような方に、カイロプラクティックをお奨めします。 》
肩こりや腰痛、首の張りや痛みがあり、寝違えたり足がつることがある。緊張度が高く疲れやすい。下痢気味でお腹が弱い。虚弱体質になったのか体調が悪く休んでも回復しない。眠りが浅く寝た気がしないので睡眠不足を感じる。疲労していて頭が重い働かないなど、なんかパッとしない方へ、カイロプラクティックをお奨めしています。カイロプラクティックは、背中や脊柱の問題が仕事や生活環境に対処すべき神経機能を低下させ、体力をも減退させる、と考え、脊椎を調整することで健康回復や活力増進をサポートするヘルスケアです。
〈 Chiropractic カイロプラクティックとは何か?:辞書から(簡単1行 x 2)、専門書の要約(A4, 5p)、まとめ 〉
ジーニアス英和辞典(第5版,2014)によれば、
chiropractic:(名詞U)カイロプラクティック《脊椎(せきつい)の調整で神経系機能を高めるヘルスケア》
広辞苑(第2版、昭和44年)によれば、
カイロプラクチック【chiropractic】:薬物を用いず、主に脊椎の指圧などによって内臓の病気を治療する方法。アメリカに起った民間療法。脊椎調整療法。
いかがですか? 面白いですね。 平成令和の日本では、「カイロプラクティック」と聞くと、「肩こり、腰痛、骨盤矯正、姿勢、整体?東洋医学?」といった宣伝文句とイメージですが、元々は全然違うものだったのです。英和辞典の
chiropractic の周囲には、chirography(筆跡、書体;書道), chiromancy(手相占い)などがあって、これは、chiro-が「手」を意味するからです。practice には「医者の業務」という意味があり、つまり、アメリカ発祥の「手を用いた医業」が chiropractic
です。
では、何故カイロプラクティックがアメリカで生まれ、「chiropractic」と名付けられたのか? 「その正体に迫る!」みたいな感じで、専門書からの要約です。
〈 カイロプラクティックの専門書の要約 (A4用紙5枚程度) 〉
スコット・ハルデマン原編著 エンタプライズ刊 (ISBN4-900365-49-1 C3047) 1993年12月22日発行 定価 28,000円 重さ 1984g 厚さ 4㎝
Principles and Practice of Chiropractic:カイロプラクティック総覧の一部の要約です。学研の図鑑より大きな紙面に、文庫位の字の大きさで書かれた56ページの内容を、一般の方向けに5枚程度にまとめました。質量も内容も軽くなっています。御専門や学生の方など物足りない方にとっては、ご購入される価値のある書籍です。
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Ⅰ.歴史、哲学、社会学(~64p)
Ⅱ.生理学的および生体力学的原則
Ⅲ.脊柱分析および診断方法
Ⅳ.カイロプラクティック・ケア
追補A 北アメリカ以外でのカイロプラクティックの発展
追補B よく使われるカイロプラクティック用語
Ⅰ. 歴史、哲学、社会学
カイロプラクティックは、1895年の最初のアジャストメントから100年を経過。この職業は、「医学的、社会的な抵抗運動」[Gibbsons, 1980]と言われてきた。カイロプラクティックが専門医療の外側に置かれたのは、19世紀のオーソドックスな医者たちが徒手調整に対して示した不信と軽蔑がその原因という。排斥された癒しの術から、ヘルスケアの職業として正式に認められるまでの経過は社会学者にとって非常に興味深いテーマであった。(p1)
Ⅰ-1 カイロプラクティック以前の脊椎マニピュレーション
人間はあらゆる地域社会で腰痛や首の痛みに苦しんでいる。世界各地が解消しようと努めている。しかし、すべての方法が効果的というわけではない。そんな中で脊椎マニピュレーションは、ある種の腰痛に対して目ざましい成果を期待できる。この治療法は古来より、世界のほぼ全域で実施されていた。ときには、内臓疾患を治すためにも使われていた。しかし、カイロプラクティックが生まれる1、2世紀前になると、医者たちはこの治療法を行わなくなり、古代から17世紀まで正統派と考えられていた手技に関する情報は、図書館でも見出すことは困難になる。(p3)
ほとんどの外科医や内科医が脊椎マニピュレーションをやめてしまった本当の理由は分からない。しかし、脊椎マニピュレーション廃止の主な理由は、その危険性にあったようだ。当時はまだ、結核患者が多く、関節が弱いことが珍しくなかった。もうひとつ骨を弱くする病とされていたのは梅毒だった。しかしこの場合、医師の心配は感染の危険に向けられていたようだ。当時梅毒は、医学でも治しようがなかった。(p10)
Ⅰ-2 かくされたアメリカ史の中での医学的、社会的反発
19世紀後半。当時は無謀で荒々しい「英雄医学」が盛んだった。正式な資格を持つ医師たちの得意技は瀉血だった。瀉血のほか下剤の使用も行われ、しばしば患者の衰弱を招き失神するまで続けられることもあった。やがてこうした原始的な治療法に怒りの声をあげた民衆が、反医学運動を起こすようになる。(p18)
正規の医師の立場や治療法に疑念をいだく者は民衆だけでなく、生物学者、自然科学者のなかにも大勢いた。ハーバード大学の中、アメリカが南北戦争の事後処理に追われているころ。1870年に学長が医学部長あてに提案書を書いている。学生に対し5分間の口頭試問ではなく筆記試験を行うべきであると。それについて医学部長はこう答えた。「医学校で筆記試験を実施するのは不可能です。なぜなら大部分の学生は満足に字も書けないのですから」。(p19)
ミシシッピー川に近い地域では、1人の治療師が評判になっていた。ダニエル・デビッド・パーマーだ。1845年にカナダの森林地帯で生まれたパーマーは、1886年にアイオワ州バーリントンで、磁気治療師としての第一歩を踏みだした。彼の名声により20年間は中東部全域から患者が集まり、一方で人体生理学と解剖学の勉強に励んだ。アイオワ州ダベンポートのビル内のオフィスに、ハーベイ・リラードがやってきたのは、1895年9月の暑い日、パーマーが50歳のときだった。カイロプラクティックにとって本格的な活動開始を告げるその日のことは、カイロプラクティックの命名者によって明らかにされている。(p20)
Ⅰ-3 伝統的カイロプラクティック哲学の誕生と発展
D.D.パーマーが初のカイロプラクティック・アジャストメントを行ったころの社会は、そのような非正統療法を容認する十分な下地があった。英雄医学と称した正規の医師たちの治療は、有効より有害の方が多かった。治療自体がまったく合理性を欠き、瀉血と外科手術が主体だった。また、病名の分からないケースや、未知の病気には、各種毒物や重金属を薬物と称して患者に使用した。
医療を改革しようという動きは、ひとつには生活改善指導であり、もうひとつは正統医学に対する代替治療の選択である。1800年代後半から特に注目すべきはホメオパシー、オステオパシー、ナチュロパシー、磁気療法で、少なくとも有効でなくても有害ではなかった。カイロプラクティックも同様に、無薬療法で非侵襲性の治療を求めていた当時の風潮の中から生まれた。(p34)
カイロプラクティックの「創始者」ダニエル・デビッド・パーマーは、1845年にカナダで生まれた。学校教育は11歳までしか受けていないが、大量の書物を読み、後年は私設の「移動図書館」を所持していたほどだ。1865年にアイオワ州へ移り、教職についている。そして1886年、磁気治療師としてマニピュレーションを特定の脊椎部に施して、患者の体質、エネルギーもしくは電流を調整するという治療を行った。初のカイロプラクティック・アジャストメントが行われたのは、1895年9月18日のことである。1896年には、パーマー磁気治療学校を設立した。(p36)
パーマーが最も疑問に思ったのは、「なぜ同じベンチに座ったり、同じ家で暮らしていながら、病気になる人とならない人がいるのだろう?」というものだった。彼はサブラクセーションという言葉を用いて、脊椎の障害が病の根源であると説いている。パーマーがいうサブラクセーションとは、いわゆる脱臼のことではない。解剖学上の正しい隣接関係からはずれた脊椎不整をさしている。彼は可動性の減少を、サブラクセーションの重要な特徴にあげた。この脊椎の不整が神経障害を引き起こすという考えが、パーマーの主張の最も重要な点だった。(p36)
彼は、正統医学とカイロプラクティックの哲学的な違いも明確に示した。正統医学では、病を引き起こすのは人間を支配する環境の影響であると見なすのに対し、カイロプラクティックは、全体論をより多く取り入れている。つまり、人体そのものに原因があると見ている。特に脊柱の構造的問題が環境に対処すべき神経機能を低下させ、患者の体力をも減退させる。パーマーは、「わたしは病気を治すのではない。脊椎の不整を調整するだけだ」と書いている。カイロプラクターの仕事は、治療を施すことではなく、異常な箇所を正常な位置にもどすことである。病気は本質的に機能上の問題であって、症状がひどくなった場合、結果的に構造的や器官の問題に発展するのだ。(p37)
D.D.パーマーの哲学は、(1)からだは自力で回復しようとする能力をもつと説いた観念的なカイロプラクティック理念と、(2)人体構造と生理機能の関係を述べたカイロプラクティック原理、という2つの要素から成り立っている。(p42)
第1の原理は、治癒は患者自身によってなされるという考えである。そして第2の原理は、カイロプラクティック治療は手のみによる脊椎サブラクセーションのアジャスティングを主体に行うという考え方だ。カイロプラクティックは、その扱う病気ではなく、治療法に特徴がある独特のヘルスケアなのだ。
第2の原理は、脊椎だけでなく、体全体の関節機能障害を調整することを意味しているとD.D.パーマーは述べている。手のみによって行われるアジャスティング主体の治療法を主張する裏には、カイロプラクターは、薬物や外科手術以外ならあらゆる方法でサブラクセーションを調整することができるという信念がある。
カイロプラクティックにおいて先天的知能(innate intelligence)と呼ばれる生命力は、正常な神経系を通じて治癒に効果をもたらすと認識されている。神経の正常な機能を冒すのはサブラクセーションであり、これが除去されれば、体自身が病を治す。(p47)
Ⅰ-4 現代のカイロプラクティック哲学
カイロプラクティック哲学のルーツは、精神と肉体の関係を探究するなかから生まれたといえる。未知の力を認め、尊び、科学の限界を受け入れている。だがその一方では、厳密な科学調査が新しい知識獲得に貢献していることも認めている。このような考えは、カイロプラクティックの技術と科学に明確なアイデンティティーを与えている。
適合、調和などの不均衡や妨害によって生じる「健康でない状態」に関する概念は、古来よりさまざまな哲学書に記されている。生気論の根源はプラトン哲学であり、生命は物質に賦課された非物質的存在であって、生物すなわち動く物と考えられていた。これに対し唯物主義者たちは、生物は進化するにしたがって、より複雑な組織を形成し、新しい機能や行動パターンをもつようになると指摘している。
生命と物質の形而上学的構成要素の違いは、古代から哲学論争の的だった。また、唯物論対全体論という論争も繰り返されてきた。(p49)
ルネッサンス時代には、論理的結論の正しさを確かめる手段として、組織的な懐疑主義を導入し、論理思考の進歩に寄与した。(p50)
D.D.パーマーが19世紀の形而上学、哲学、科学を、彼の表現を使って健康、病気、精神、肉体としてとらえたとき、その基礎となったのは全体論と唯物論というふたつの大きな概念だった。(p49)
唯物論は機械論的である。生命の神秘はDNAという化学物質に置き換えられる。思考機能は神経の化学過程として扱われる。脊椎アジャストメントについても、カイロプラクティックの機械論的(立証可能な)原理では、生理機能に影響を及ぼすサブラクセーションを除去する作用であると考えている。このような機械論的原理は本質的に計測しうる原理であり、系統的詳述は現実に立証可能な仮説を生み出す。
その過程において新知識が得られるが、絶対的真実が証明されるわけではない。唯物論とその機械論的手法は、生命と物質、精神と肉体の相互関係の本質を解明できないし、それを目的ともしていない。カイロプラクティックの機械論的原理は、治療者自身や科学者が自分たちの患者の症状を観察した結果を述べる方法にすぎない。(p50)
全体論(Holism)とは、人体、精神、魂を総合的にとらえた哲学的アプローチのことである。全体論は目的論を基礎としており、自然界には人間をつくり、動かすものがあると考える。そして目的論には理想主義、生気論と同じ構成要素も含まれている。当時の生気論や形而上学を学んだD.D.パーマーは、生物のなかに「先天的知能」として明示されている「絶対的知能(universal intelligence)」の存在を観念的に説き、カイロプラクティックの目指すところを示唆した。そして「先天的知能」は、すべての生物機能に目的と調和と方向を与えていると述べている。(p50)
治療にあたる医師たちも、患者のもつ全体論的な力の存在を無意識に認めている。例えば大手術の前に外科医は、患者が手術に耐えうる力をもっているか否かを判断しなければならない。彼は患者のバイタリティー、つまり全体論的な力の価値判断をしなければならない。しかし一方、全体論は独断(ドグマ)主義に通じるときもある。リーダーマン(1970)は「明確でないアプローチには限界がある。医師は患者の症状に応じて機械論的、唯物論的アプローチをもとにした判断を下すのが義務である」と述べている。(p51)
20世紀の医学のめざましい進歩は、機械論を科学に応用した結果生まれた例がほとんどだ(伝染病に対する抗生物質など)。それが正統医学における機械論的哲学の重視を強め、逆に全体論に対する興味と関心を少なくした。だが、このようなアプローチは、残念ながら慢性的退行性の病を解明できなかった。慢性病患者がカイロプラクティック治療を求める原因は、カイロプラクターが全体論的な哲学に立っていることと関係するのかもしれない。全体論について、科学的方法論で論じるのは困難である。目的論と同様に、計量や立証が不可能で、科学研究による証明ができないからだ。(p51)
現代カイロプラクティック哲学は、このような立証可能な構成要素(唯物論)と立証不可能な要素(生気論、全体論)という二面性によって特徴づけられている。(p50)
創始以来、哲学はカイロプラクティックにとって不可欠な存在だった。しかもカイロプラクティック哲学はヘルスケアについて、ナチュロパシー的アプローチに重きをおいている。
それに対してアロパシー(正統医学)は、環境因子の毒性が病を引き起こすと考えている。そこで例えば、抗生物質を使ってバクテリア感染を予防するなどの、環境因子に対抗するような治療法を行う。なぜなら、自然環境そのものが原因であるならば、認識されている環境因子を撲滅する必要があるからだ。
ナチュロパシー的アプローチは、自然と病気の因果関係を、別の角度からとらえていた。パーマーはかつて、なぜ同じ環境で働いている人々のなかに、病気になる人と健康な人がいるのだろうか?と問うている。これについてナチュロパシーでは、人体の抵抗力の減退によるものだと考えている。適切な治療は環境因子の本質にかかわりなく、直接、人間の抵抗力を強くする。
ストラング(1984)は生物学的観点からその重要な違いを明らかにした。彼は、人間は理想的な機能上の健康と、死という両極端の間を絶え間なく揺れ動いているとし、正統医学の考えに立つと、病気と見なされている個体は線上、死に向かってある境界を越えなければならない。一方、カイロプラクターは、人間が向かっている線上の方向を注意深く判断する。その動きが健康へ向かっている限りは、どんな調整も必要としない。ところが動きが逆方向にある場合は、たとえ認識された病状に顕著な医学的徴候が見られないときでも調整が必要になる。
カイロプラクティックは、健全な神経生理を維持するため筋骨格系の重要性を主張し続けた。そして、「害を与えない」という原理を尊重しながら、つねに保存的アプローチの進歩につとめてきた。このような治療上の保存主義は、無薬で非観血(手術もしない)療法をカイロプラクティックの本流に育てあげた。(p52)
カイロプラクティックの理性的な方法(モデル)を最も特徴づけているのは、「見通し」と「バランス」という2つの言葉かもしれない。カイロプラクティック学校を正規のドクタープログラムをもつ大学として発展させ、世界的にも認められるまでに成長させた。カイロプラクティックは安全で実際的で、信頼できる有効性のある診断と治療を作りあげてきた。これは(病気、痛みなどに対して)一時しのぎでなく、根本的な解決を重視する科学教育の反映である。(p55)
ヘルスケアにおけるカイロプラクティックの理性的モデルは、病気指向ではなく、健康指向といえる。人間に付いている病気を対象にするのでなく、病気をもつ人間を重視する姿勢だ。より人間味にあふれた治療スタイルといえる。生来的に備わる回復力を信じ、ライフスタイル、環境、健康などの関連性を認めた上でのアプローチは保守的ともいえる。
また現代のカイロプラクティック哲学は、明確に事実と信念を区別している。目に見える症状の一時抑制でなく、病因の究明・根絶をめざしている。そこには神経系の統合性や、人体構造と調整能力の間の密接さの認識がある。カイロプラクティックは有効性とリスクのバランスについて十分注意を払い、適切な診断によって有効性と回復の度合いを調べるのを当然と考えている。カイロプラクティック治療は患者中心であり、手によるアプローチは構造を通して機能の正常化をはかる。人体構造の尊重および環境とその調和をはかることによって病気を予防し、健康を増進することがカイロプラクティックの目的だ。(p56)
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〈 カイロプラクティックとは?の、まとめ 〉
・カイロプラクティックは手を用いてサブラクセーション(神経障害を引き起こす脊椎等の不整)を除去するヘルスケアです。
・アメリカで復活進化した、古来からの手技による治療法がカイロプラクティックです。
・脊椎マニピュレーション(manipulation)は、ある種の腰痛に対して目ざましい成果を期待できます。
・脊椎マニピュレーションは、内臓疾患を治すためにも使われていました。
・結核や梅毒などの感染症、腫瘍や骨粗鬆症などの骨や関節が弱くなる病気、皮膚疾患などに罹った方に、脊椎マニピュレーションは不向きです。
・カイロプラクティックは無薬療法で、非侵襲性非観血性の無害にこだわった療法です。
・カイロプラクティックは、「脊柱の構造的問題が環境に対処すべき神経機能を低下させ、患者の体力をも減退させる。」と、考えています。
・カイロプラクターは脊椎の不整を調整し、異常な箇所を正常にもどします。すると、体自身が病を治す、治癒は患者自身によってなされるのです。
・ナチュロパシー的に言えば、環境因子の本質にかかわりなく、直接、人間の抵抗力を強くします。
・現代的に言えば、免疫力や自然治癒力が増強します。
・カイロプラクターは生命の方向が健康に向かっているか注意深く判断します。
・生命の方向が逆方向にある場合は、たとえ認識された病状に顕著な医学的徴候が見られないときでも調整が必要です。
・健全な神経生理を維持するためには、筋骨格系の働きや状態などが重要です。
・カイロプラクティックは害を与えない保存的アプローチに努めてきました。それで、安全で実際的で、信頼できる有効性のある診断と治療です。
・カイロプラクティックでは、病気、痛みなどに対して、一時しのぎでなく、根本的な解決を重視する科学教育がなされています。
・カイロプラクティックは、人と、そのライフスタイルや周囲環境を重視した健康指向のヘルスケアです。
・カイロプラクティックは、目に見える症状の一時的な抑制でなく、病因の究明・根絶をめざしています。
・カイロプラクティックは、有効性とリスクのバランスや回復の度合いについて注意を払う、患者中心のヘルスケアです。
・カイロプラクティックの目的は、病気を予防し、健康を増進することです。
〈 カイロプラクティック治療の注意点と禁忌対象疾患 〉
日本のカイロプラクティック業界団体の一つであるカイロプラクティック制度化推進(準備)会議では、カイロプラクティックの禁忌について、
「禁忌対象疾患の認識について 国内において、カイロプラクティック療法の対象とすることが適当でない疾患として、 一般には腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、心疾患等とされて おり、
このほか徒手調整の手技によって症状を悪化しうる頻度の高い疾患、例えば、 椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症などと明確な診断がなされ ているものについては、カイロプラクティック療法の対象とすることは適当ではない との行政判断になっている。
業界としては、行政判断を遵守する一方、科学的根拠に 基づいた研究成果によって、禁忌対象疾患の再考を行政に求めるものとする。」と発表しています。
禁忌対象疾患の再考を業界が行政に求めるのは、これらの疾患の中にも、改善する例があるからでしょう。
例えば、腰痛で病院に行き、椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症と診断され治療を受けているがなかなか治らないと言う方が、時々アースフィールドにも来られます。病院では単純X線画像やCT、MRI等の画像診断までしているのですから、器質的病的変化があって診断に間違いはないのでしょう。しかし、クライアントさんのお話を聞き検査をしてみると、訴えと診断名との間に何か違和感が感じられることがあります。そんな時は例えば、「脊柱管狭窄症は治せませんが、別の部位に気になる箇所がありますから、そこをなんとかしてみますね。」等と説明し、ご納得の上でマニピュレーションすると、状態が良くなることがあります。
カイロプラクティックは、病気を診るというよりも人をみています。医師は病因を撲滅して病気を治します。カイロプラクティックでは治癒は患者自身によってなされるので、促進すべく脊椎を調整します。考え方が全く違うのです。
ですから、腫瘍性の疾患に対する施術は禁忌かもしれませんが、腫瘍性の疾患に罹っている方への施術は場合により可能です。例えば、前立腺癌、乳癌、肺癌は骨転移の発生率が高く腎細胞癌や甲状腺癌も要注意ですが、胃がんに罹っていても転移がなければ腰痛の緩和に無薬のカイロプラクティックの適用は可能かもしれません。
お望みでしたら、医師の目前で、あるいは医師の方に安全性確認のための実演をしても構いません。かかりつけの医師等にご相談なさってみて下さい。
ちなみに、カイロプラクティック以前の中世の脊椎マニピュレーションには、背中に太い棒を押し当てたり足で踏んだりと荒っぽい絵も残っています。結核が流行っていた当時、骨折が心配されても不思議がありません。しかし、現在のカイロプラクティックは解剖学等の知識により洗練されたスペシフィック(specific)な手技を用います。もちろんトレーニングが必要で、素人技ではありません。安全性を求める声のなかで生まれたカイロプラクティックは当初から100年以上研鑚を積んできたのです。
〈 アースフィールドのカイロプラクティック業務 〉
カイロプラクティックは百年余りで北米にいくつもある専門大学を中心に急速に発展しました。基礎研究もなされていますし、テクニックも様々です。ですから、同じ「カイロプラクティック」と言っても、オフィスによってスタイルも様々です。
アースフィールドの施術者は、オーストラリアのRMIT大学の教育プログラムを受けています。オーソドックスなディバーシファイド(diversified)というテクニックで、機械等は使いません。マッサージ等もしません。手による脊椎への短てこ低振幅高速スラストを旨とした歴史のある安全性の高いテクニックで、脊柱の構造的問題を改善し、神経機能の回復促通を図り、クライアントさんの体力や生命力、自然治癒力とか免疫力と云われるものの向上を目指します。
そのほかにアースフィールドでは、骨盤や手足の関節、顎関節等へのアジャストメントも、クライアントさんのご希望や状態により行っていますから、噛み合わせや姿勢の改善など筋骨格系の様々な問題にもお役に立てています。
アジャストメントは1箇所2~3分程度ですから、1回の時間は30分以内を予定しています。初めての方にはお話を伺ったり検査もしますから、1時間以内です。
施術者は私(男性)一人で技術的に安定、自宅1階でアットホームに施術。予約制で個別対応、記録媒体は紙でネットによる漏えいはなく、守秘義務を守っています。
日本では法制化されていないため基本的に保険診療はなく、自由診療となります。
〈 施術者の紹介 〉
◇施術者:任海 一彦◇
日本で唯一国際基準カイロプラクティック教育を行ったRMIT大学カイロプラクティック学科日本校(2022年閉校)を卒業(2000,3)。
Bachelor of Applied Science及びBahelor of Chiropractic Scienceを取得。
解剖学や生理学などクリニカルサイエンスで特別優秀賞を受賞。当時の大学付属クリニック外来クライアント数第1位。
JAC教育委員会委員長、JCCC事務局長、日本スポーツ整復療法学会カイロプラクティック分科長を務めた。
〈 回数の目安と施術の進行 〉
肩こりや腰痛などの長期にわたる慢性的な症状の方には、まず1~3回の施術をお奨めしています。ペースは、2,3日~1週間に1回で、3回目の施術の際に聞き取り調査や検査等を行い、軽減が感じられないなど進捗状況が思わしくなければ以後の施術はご相談の上、お断りしています。営利目的のために施術回数を引き延ばすことはしていません。
免疫力や自然治癒力を向上したいとか体力や気力の維持のためなど、病気の予防や健康増進目的のメンテナンスのようなご利用をお考えの方には、月1回、3ヶ月(ワンシーズン)に1回、半年か1年に1回程度の頻度をお奨めしています。メンテナンスのために1週間に1回のペースで来られる必要はありません。
ぎっくり腰や寝違えや足がつったとか肉離れなどの急性期の症状をお持ちの方には、1日1回のペースで、数回の施術をお奨めする場合があります。これらの「急に痛みが出た。」という方は、既に筋肉等に限界まで疲労を蓄積している場合が多く、急速な回復や変化は身体的に困難で、回復に手間暇を要するケースがあるからです。この場合は、1回の施術時間は短くし、必ずしも患部に施術しない場合もあります。特に寝違え等は、痛む首肩や頭頸部よりも、足腰に問題がある場合があるからです。
音楽家やスポーツ選手など身体を専門的に使う方や、身体パフォーマンスの向上など別途にご相談もお受けしております。
〈 診療上の、注意事項 〉
所謂あんまマッサージ指圧ではありませんから、慰安目的には合いません。
リラクゼーションというよりは、リフレッシュするセラピーで、カイロプラクティックアジャストメントで施術します。
より正確なアジャスティングには、素肌へのコンタクトは必須です。こちらで専用のお着替えを用意しておりますから、服のしわなど気になる方もご利用下さい。お着替え等、恥ずかしい方やサイズがなかなか無いかたなど、そのままの服装でも施術致します。ご希望を素直におっしゃって下さったほうが、助かります。
インフォームドコンセントを大切にしておりますが、「なぜ治るのか?」というご質問には、答えられません。カイロプラクティックは、脊椎の不整を調整し異常な箇所を正常にもどせば、体自身が病を治す、治癒は患者自身によってなされると考えています。ですから、治ったのならば、それは治る力が貴方にあった、その力の流れの障害を取り除いただけだと言えるのみです。
ご質問への回答や施術経過や結果等に関しまして、個人名個人情報を伏せる形でHPに掲載する場合があります。ですから「お問い合わせ」で、あまりに個人的なご質問等はお控えください。
〈 お支払について 〉 : 安心・納得の後払いです。各種カードのご利用が可能です。
「生きててよかった。」 「お金を出して良かった。」 「これで動ける、働ける。」 と、施術後に感じていただけたら幸いです。
カイロプラクティックや整体等の業種は、施術者によって差異が大きく、ご気性によって合う合わないという方もいらっしゃるかもしれません。初めての方で、施術を受けてみたけれど「思っていたのと違う。」等アースフィールに価値を感じられない方は、お支払にならなくても構いません。お試しになられては如何ですか?
各種カードも、後払い一括でご利用可能です。 PayPayと、メルペイはご利用できません。ご了承下さい。
〈 料金と所要時間 〉
1回 5,000円
初回は、問診・検査の時間も必要ですから施術も含めて時間は、30分~1時間程度です。
2回目以降は、施術だけでしたら時間は、最短数分です。
時間に関わらず、一定料金です。
〈 営業場所、営業時間 〉
営業場所:大阪府大阪市福島区吉野1-8-15
営業時間:不定期
診療の場所に関して、特段の事情がおありの場合は、別途出張費を頂いて、出張致します。
診療時間に関して、早朝は構いませんが、夜8時以降はお断りしております。土日祝日等の診療もお受けしておりますから、事前にご相談下さい。
〈 アクセス 〉
最寄駅: 阪神野田駅、JR東西線海老江駅、大阪メトロ野田阪神駅から、徒歩7分
JR環状線野田駅から、徒歩11分
京阪中之島駅から、徒歩15分
〈 ご予約方法 〉: 初めての方からのお電話や、直接のメール等は、お受けしていません。
ご予約・お問い合わせは、このリンクからジャンプ、「お問い合わせ」ボタンをクリック、そちらからお願いします。安全のためにお手間を取らせることをお許し下さい。
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